AFTER CARE
◇タトゥーのアフターケアについて◇
タトゥーは彫ってからのアフターケアがとても大事で、アフターケアでタトゥーのクオリティーが変わるといっても過言ではありません。
彫ってからおおよそ2〜3週間ほどで肌に馴染みますが、その間のケアで仕上がりに大きな差が出ます。
初めての方は不安に感じるかもしれませんが、特に難しいことはありませんので、このページを参照にしていただき、
お気に入りのタトゥーを綺麗に残しましょう◎
◇施術当日
施術後に巻いたラップを2〜3時間程度を目安に剥がしていただき、
表面のワセリンをぬるま湯等で優しく洗い流しましょう。石鹸等は使わずに軽くさすって洗い流す程度で十分です。
この際に、固まったインクが一緒に取れることもありますが、これは表面の血とインクが固まったものですので、色が抜けてしまうといった心配はありません。
施術当日はシャワー程度におさめていただき、湯船に浸かるのは1週間ほどは避けましょう。湯船は雑菌が繁殖しやすく、感染症等の予防のためです。
シャワーを浴びた後は特に何かを塗ったり、カバーをしたりする必要はありませんので、施術当日から3日間程度はそのまま放置で大丈夫です。
稀に、清潔に保とうとして消毒をしてしまう方がいらっしゃいますが、それは逆効果ですのでお控えください。
彫った部位、または体質によっては、施術当日から次の日にかけて、傷を治そうとする透明の滲出液が多く出る方がいらっしゃいますので、その滲出液とインクが混じったもので、布団などが汚れてしまう場合があります。
当日の夜は汚れてもよい洋服などで寝るようにし、布団やベットカバーも汚れないように、タトゥーを彫った部位が当たりそうな箇所にはタオルをひいておくなどすると安心です。
◇2日目
二日目の朝は上記のように滲出液が出やすい方などの場合、衣服と肌が固まった体液でくっついてしまっている場合があります。
そんな時は無理に剥がそうとせず、ぬるま湯等で衣服とタトゥーを彫った部位を濡らしていただき、体液を溶かしてからゆっくり剥がしましょう。
その後は特に何もせず、肌がさらっとした状態を保つよう心がけましょう。
◇3日目
3日目くらいになると、タトゥーの表面にかさぶたができてきます。
ここでそのまま乾燥させておくとかさぶたが衣服に引っかかったり、痒くなって掻いてしまってかさぶたを取ってしまう原因となりますので、表面が薄くテカる程度に、ワセリンを塗ってあげましょう。
べったりと塗ってしまうとタトゥーを彫った部位がグジュグジュしてしまい良くありませんので、薄く、小まめにがベストです。
朝起きて一回、お昼一回、夜にお風呂上がりで一回、くらいの頻度で保湿を行いましょう。
◇4日目〜1週間程度
ケアの内容は保湿のみで変わりませんが、このくらいの時期はかゆみとの戦いになってきます。
ただ、痒いからといって掻いてしまうと、まだ定着していないインクをかさぶたと一緒に剥がしてしまう可能性があり、色抜けの原因となります。
絶対にやめましょう。
どうしても痒い場合、保湿に使う物をワセリンではなく、傷薬のオロナインや、痔の薬のボラギノールなどで代用すると、麻酔成分が入っているので多少楽になります。
◇1週間〜2週間目
かゆみと戦いながらケアをしていくと、おおよそ1週間程度でかさぶたが表面から剥がます。かさぶたは寝ている時やお風呂に入った時になどにボロボロと取れますが、くれぐれも自然に取れるのを待ち、手で擦って取ったりはしないようにして下さい。
かさぶたが取れると、新しいつやつやとした白っぽい表皮が顔を見せます。この際、タトゥーがボヤッと見えたり、白っぽく色抜けしたかのように見える場合もありますが、それは色抜けではなく、表皮が回復する過程ですので、心配はいりません。
引き続き、小まめな保湿を続けましょう。
◇3週間〜1ヶ月後
治りにかかる期間は人それぞれがもつ治癒力も関係しますので個人差がありますが、おおよそ3週間、遅くても1ヶ月経てばしっかりと皮膚が再生し、タトゥーが定着します。
この時にタトゥーを見ていただき、色を入れていた部分がすっぽり白くなっていたり、線が薄くかすれてしまっていたりしたら、それが色抜けです。
ご連絡頂ければ、当スタジオで彫らせていただいたものに関してはどれだけ期間が空いても無償で手直しさせていただきますので、お気軽にご連絡ください。